★日本の城
お城観光に行きました。
案内板に書かれている言葉の意味が分からなかったので、調べてみました。
〈姫路城のパンフレットより〉
●築城:城を造営すること。
●地勢による分類 (これらの区別は明確ではない)
平城 ひらじろ :平地に築かれた城をいう。
平山城 ひらやまじろ:平野の中にある山、丘陵等に築かれた城をいう。
山城 やまじろ :険 な山を利用して築かれた城をいう。
●縄張 なわばり:築城に際しての基本設計。
・縄張の分類
輪郭式(りんかくしき)、連郭式(れんかくしき)、梯郭式(ていかくし
き)、渦郭式などがあります。
言葉で説明するより、分かりやすい図がありましたので、掲載させてもらい
ました。
・曲輪(くるわ)、郭(くるわ)、丸(まる)
堀や土塁、石垣で囲まれた区画。
城はこの曲輪をいくつも連ねることで成り立っていた。
江戸時代には中心的な曲輪に本丸、二の丸などの名前が付く。
●普請 ふしん:掘や土塁を築く土木工事。
・虎口 こぐち
城の出入口のこと。
城の正面の虎口には大手門、追手門(おおてもん)、裏の虎口には搦手門
(からめてもん)が構えられた。
●作事 さくじ:門、塀、櫓、屋敷、天守などを建築する。
・塀 へい:矢や鉄砲の弾丸などを射出するための小窓(狭間 さま、はざま)
が設けられている。
・櫓、矢倉 やぐら:物見台や倉庫、防衛を兼ねた建物。
数字やいろは順、方位を冠して呼ばれていた。
(例:一の櫓、はの櫓、巽櫓など)
三重櫓、二重櫓、平櫓:それぞれ三重、二重、一重の屋根を持つ。
隅櫓、角櫓 :曲輪の隅に配置される櫓。
多聞櫓、多門櫓:多門とは長屋状の建物のこと。
櫓の間を繋ぐように建てられたものは「渡櫓」、門の
上のものは「櫓門」、櫓門から連続した多聞櫓は「続
櫓」と呼ばれる。
●天守 てんしゅ:城郭の最終防衛拠点と位置付けられ、城の象徴でもある。
天守に付属する櫓のことは付櫓、附櫓(つけやぐら)という。
形式:望楼型 入母屋造りの櫓上に小型の望楼を載せたような形式である。
層塔型 1層から最上層まで全てきちんとした矩型になる。